エール

query_builder 2024/02/22
ブログ
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こんにちは。

 

通信講座の採点をしている稲荷興心です。

僕が大学卒業後も京都に住んでいるので、卒業シーズンということもあって京都から出ていく後輩と最後に会っておこうという話になったりします。修論の発表が終わったちょうどいいタイミングだったので、昨日は後輩とお昼ご飯を食べに行きましたが、京都の街中にお昼時に高校生がたくさんいて、もしかしたら高校も卒業式をしていたんじゃないかと思いました。そういった時期ですね。

 

受験が近いので受験の話題になりがちですが、皆さんは受験での失敗談はありますか?僕はたくさんあります(笑)。今日はそれを紹介しながら反面教師にして頂こうという趣旨のブログになります。

 

それでは一つ目です。多くの受験生が初めて大学に入ったときに感じることですが、キャンパスに建物が多く、なおかつ地図はあるものの、地図と一個一個の建物がどのように対応しているのかは初見では分かりにくいです。僕は一応そういったことを見越してとても早く着いていたので、僕自身の失敗談ではありませんがキャンパス内で彷徨った受験生も多いのではないかと思います。また、理学部は北部キャンパスにあることで有名ですが、受験自体は総合人間学部の建物(少し南の方)で行われるので、ちゃんとリサーチせずに向かうといつまで経っても試験会場が見つからないということが起こり得ます。気をつけましょう(笑)。ただ、あまり早く着きすぎると農学部の方では馬が散歩していて度肝を抜かれたりするので、メンタルは強く持っておくことをお勧めします。この時期寒い中外で待ち続けるのは辛いので、ちょうど良い時間を考えながら家を出るのが良いでしょう。早く着き過ぎてもあまり良くはありません(これは僕の失敗の一つです)。

 

二つ目は空き時間の使い方です。京大の場合、1日目は国語→数学の順で行われますが、模試などと違って科目間の休憩時間が長いのでお昼ご飯を食べても時間が余ってしまいます。数学は特に直前に何かを確認したりする科目ではないので、事前にこの休憩時間で何をするかを想定していなかったことによって焦るだけになってしまい、落ち着かないまま数学の試験を迎えてしまいました。完全に準備不足でした。個人的には虚空を眺めるとかが最適解な気もしますが(笑)、数IIICの微積の基本的な変形のパターンなどをメモしておいて眺める、などが一番いい過ごし方かもしれません。最近は大問1でそういった計算を求められたこともありました。

 

試験本番中の失敗を挙げると、僕は数学で二年連続その年で一番簡単と言われた問題を落としましたが(笑)、それはひとえに焦って思考が凝り固まっていたからでした。受かる前年は「四面体の頂点から他の一辺へと下ろした垂線が〜」みたいな問題でしたが、ベクトルに固執し過ぎて空間図形の簡単な問題と気が付かず、受かった年も漸化式にしてしまえば簡単な確率の問題をシグマを使って計算で解こうとして沼にハマりました(笑)。こういったことは往々にして起こりますが、京大の場合は無駄に面倒な計算はあまり出題されないので(東大はそうではありませんが)、面倒な計算になりそうなときは少し立ち止まって他の方法がないかを考えることが失敗を減らす一つの方法になるかもしれません。

 

また、理科では化学で少し詰まってしまったところがあって、時間配分に5分ほどの狂いが生じてしまったのが良くありませんでした。受験生でない高校生にとって180分のうちの5分の狂いって大したことないように感じるかもしれませんが、これが案外そうでもなくて、僕の場合は化学→生物の順で解いていたんですが、記述量の多い生物を解ける時間が5分減るのはかなりまずい状態でした。こういった時間配分の乱れをどこまで許容するべきかは自分の中で想定しておいた方が良いかもしれません。焦ってしまうと余計解くのに時間がかかるので、その後さらに状況が悪化したりします。

 

他にも色々思い出話はありますね。受験番号がひとつ前の受験生がフードのついたアウターを着ていて、試験中僕の机にフードが乗ってきて指摘するべきか悩んだこともありました…。入学してみると案の定その受験生(そのときは京大生でしたが笑)がいて、話しかけるか少し悩んだこともいい思い出です(合格発表時の受験番号でいることはわかっていたので覚悟はしていました)。受験の時は些細なことに惑わされそうになりますが、周りも大体は同じ状態なので、自分の試験にのみ集中すると良いと言えるかもしれません。

 

逆に良い判断だったと後で思うこともあり、その一つが替えの靴下を持っていくという判断です。足元が濡れて冷えると集中力が確実に下がります。僕がセンター試験を受けた時は雪だったので、この判断が奏功しました。どうやら二次試験の初日は雨模様なので、そういった用意もしておくと安心して受験できるかもしれません。

 

あとは電波式の腕時計を使用したことはよかったですね。試験会場で時間は電波式の時計で測っているので、自分の時計で正確にあと何分何秒残されているかがわかったのは安心感につながりました。

 

僕は案外ジンクスとかを大事にするので(笑)、一緒について来てもらう人を事前に用意しておくというのもよかったです。僕の場合は姉について来てもらったときが試験の結果が一番よかったですね(笑)。その当時京大生だった姉は僕のお守り的存在でした。

 

僕自身の受験からはかなり時間が経ってしまっていて、細部は思い出せないことも多いですが、いくつかの教訓を得ることができ、得難い経験になったということは疑いありません。こうして受験に関わる仕事もしていますし(笑)。一年に一度しか機会が巡ってこないことのために準備をするというのは難しさを感じることもありますが、それを乗り越えて受験生には合格を掴み取ってほしいなと思っています!


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