2月ですね
こんにちは。
通信講座の採点をしている稲荷興心です。
2月ですね。しみじみそう感じます。寒いので。昨日今日と少し暖かい日でしたが、今日の夜から明日にかけては冷え込む予報です。体調には十分気をつけて過ごしたいものです。
塾としては今年度最後の月になりました(新年度は3月11日から始まります)。二次試験の前期が終わる頃に今年度が終了するので、後三週間ほどが今年度になります。二次試験の出願期間は明日までとなっているので、そろそろ本当に直前期ですね。毎日京大の倍率をチェックしていますが、一部の学部を除き例年並みの倍率のようです。出願が大方終わったことで、直前演習を受けている受験生の目の色も変わってきたような感じがします。
数学は演習を積めば積むほど急激に解けるようになるというわけではないので、大体の場合5回の直前演習の点は横ばいになることが多いですが、たまに後半になればなるほど点数が上昇する生徒がいたりします。もちろん毎回の難易度は一定ではないので、点数と習熟度は完全に一致するというわけではないですが、そういった生徒については途中で何かを掴んだんだなと思ったりするわけです。ただ、ここで注意しておかなければならないこととして、そういった生徒は点数が上昇したからといって最初の点数がとても悪かったということではない場合が多いということが挙げられます。ある一定のレベルで足踏みしていた状態から演習によって一段階上へと至ったというイメージが正しいです。そういった生徒の中で記憶に新しい、去年の卒業生でチューターをしてくれているある京大生に聞いてみると「最後の方は噛み合ってきた」というような表現をしていました。特にミスが減ったことが得点の上昇に影響を与えたように感じるとも言っていました。
こういった話は全員に当てはまる話ではないので、得られる教訓めいたものはあまりありませんが、受験に突入する前にまずは基礎がしっかりしていることが何よりも大事ということはとても感じます。ここをおろそかにすると最後の伸びは期待できません。また、最後の演習で特に定着させるべきことは落ち着きである、ということも言えそうです。本番で点数を落とす大きな要因はしょうもないミスだったりするので、問題を丁寧に読むことや計算を丁寧にすることが直前という大きなプレッシャーの中で直前演習によって定着できれば点数が徐々に上がっていきます。
受験は普段生活している中ではなかなか味わうことのないプレッシャーを感じる機会だと思います。普段の力さえ発揮できれば合格間違いなし、という学生が本番振るわず不本意な結果に終わったことを何度か見てきました。結局このプレッシャーを乗り越えるためには毎回の勉強を丁寧にこなすことが唯一の方法だと感じています。受験生が普段の実力を発揮して希望の進路を実現することを願って、今日のブログを終えたいと思います。
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