進学校から難関大学へ。数学の勉強時間はどれくらい必要?

query_builder 2021/07/06
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時間

公立中学校から進学校に進んだ高校生が東大・京大などの難関大学や国公立大学医学部を目指す場合、どれくらいの勉強時間が必要でしょうか。

稲荷塾は数学専門塾ですので、数学の勉強がどれくらい必要なのかについて書きたいと思います。


いつ、どんな勉強をするのか

せっかく進学校に入ったのだから、受験生になるまでは学校の課題に取り組んで、定期テスト対策をしていたら良いと思っていませんか?

実は、このような勉強ではなかなか難関大学に現役合格することはできません。


その一番の理由は、中高一貫校と公立中学校・高校で学習進度が大きく違うからです。

中高一貫校の場合は中3から高校数学に入り、高3までには高校課程が終わります。そのため、高校数学を一通り学び終えた後におよそ1年間の演習期間があります。

それに対して公立の進学校では、高校課程が終わるのが高3の夏になり、演習期間は半年間しかありません。入試問題が安定して解けるようになるには、この半年間の差が大きな違いです。


さらに理想を言えば、演習期間は1年半~2年とれるのがよく、そうすると、理科や英語などの他教科も含めて東大・京大レベルのトップ大学を受験する準備が整います。


そのため、公立高校から難関大学を目指すのであれば、高1・高2の間に学校の授業進度よりも前倒しでどんどんと新しい内容を学んでいく必要があります。


具体的な勉強ペースについては、詳しくまとめた記事があるので、チェックしてみてください。

高校数学の学習ペースについてはこちら



必要な勉強時間は?

それでは、肝心の勉強時間についてです。

特に部活動をしながら難関大学を目指したいという生徒の場合、勉強と部活動を両立できるか気になっているのではないでしょうか。


ところが、結論からいうと「○○時間の勉強で難関大学を目指せる」などということはできません。

これは、たくさん勉強しても受験に失敗することがあるという意味ではなく、同じ勉強をするのに必要な勉強時間が人によって異なり、個人差が大きいという意味です。


少し具体的に説明しましょう。

稲荷塾では、数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲはそれぞれ半年間のクラスになっており、公立の生徒が高1から高校数学を始めても高2の夏には高校課程が終わります。

授業は反転授業形式で行い、自宅で予習をしてから、週1回2時間の授業に参加します。

この方法で勉強を進める場合、(1週間あたりの予習時間)+2時間 が1週間の数学の勉強時間となります。


先日、授業アンケートを実施して実際の勉強時間を調べたところ、1週間あたりの予習時間は平均約3時間であることが分かりました。

つまり、1週間あたりの勉強時間は平均5時間で、年間44回の授業があることから1年間で約220時間の勉強が必要だということです。


ところが同時に、それぞれの予習時間は1時間から6時間までバラバラであり、成績との相関関係がないことも分かりました。

たとえば数ⅡBのクラスで予習時間と最新のテスト結果をグラフにまとめると次のようになります。



これを見ると、同じ結果を出すのに必要な勉強時間は人によって違うということがよく分かります。

「志望校に合格するには○時間勉強しなければ」などと考えるのではなく、なるべく早い段階で効率の良い勉強方法を見つける工夫をすることをお勧めします。

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