京大を目指す高1生の勉強法について

query_builder 2024/07/25
ブログ
勉強

こんにちは。

東大・京大・医学部受験専門、稲荷塾です。

先日、高2生の勉強法についてのブログを書いたので、今回は高校1年生に向けて書きます。


高校受験をした高1生の中には難関大学を目指すために高校選びをしたという方も多いのではないでしょうか。稲荷塾の近くでは大阪の北野高校が有名で、多くの生徒が京大受験を目指して高校に進学しています。

あるいは、中高一貫校の生徒であれば高校生になって大学受験を意識し始めているかもしれません。


そんな高校1年生に向けて、京大を目指すのであれば高1の間に何をするべきかについて書こうと思います。

稲荷塾は数学専門塾なので、理系の生徒にとって特に重要な数学の勉強法を紹介します。


まずは結論です。

高1が終わるまでの目標:数ⅡBまでの全範囲を学び終えること


京大入試で出題される問題は教科書の内容をただ知っているだけでは解けないものがほとんどで、高校課程を学び終えた後に京大入試のための対策が必要です。

そのため、特に高1ではどれくらいのペースで勉強するかという「進度」が重要になります。


それでは、高1生の学習進度について、3つのパターンに分けてより詳しく紹介したいと思います。

進度

高1生の学習進度 3パターン


〈パターン1〉 高1の間に数ⅠAを終わらせる

一般的な公立高校の授業進度です。

理系の場合、そのままの進度で進めると京大でなくても阪大など難関大学の現役合格が難しくなります。

学校の授業が1年間で数ⅠAを学ぶ計画であるとわかったら、早めに勉強のスケジュールを考え直すことをおすすめします。


〈パターン2〉 高1の間に数ⅡBまで終わらせる

難関大学受験を目指す中高一貫校の平均的な授業進度です。

このブログの結論としてすでに書いているように、京大志望者はこの進度を目標としましょう。それができれば、高2からの勉強がスムーズに進みます。

★高2での勉強法については過去のブログで解説しています。見てみてください。

京大に合格するために高2ですること

学校の進度が遅くてどのように勉強したら良いか分からないという方には稲荷塾の通信講座がおすすめです。詳しくはこのブログの下の方で紹介しています。


〈パターン3〉 高1の間に数ⅢCまで終わらせる

高1の間に数ⅡBを十分理解し、それでも時間が余った場合は数ⅢCを終わらせてしまいましょう。そうすると、かなり余裕を持って受験勉強を進めることができます。

また、京大の中でも医学部を目指すのであれば、これくらいの進度でちょうど良いくらいです。


ところで、「進度については分かったけれど、自分の能力で京大を目指せるかどうかが気になる」という学生も多いのではないでしょうか。

これについて、1つ目安となる基準があるので紹介してみようと思います。

学力

京大を目指すのに必要な学力レベルとは?


稲荷塾では過去に3学年ほど「特別クラス」というクラスを開講したことがあります。

これは、高校受験をした高校1年生を対象として数ⅠAから数ⅢCまでの全範囲を1年間で学んでしまうというクラスです。

数ⅠA・数ⅡB・数ⅢCをそれぞれ4カ月ずつで学ぶ計画で、生徒の都合に合わせてそれぞれが個別の進度で学習を進めていました。


結果、1年間で数ⅢCまでを終わらせることができたのはおよそ4人に1人でしたが、その全員が京大か国公立大学の医学部に現役で合格しました

逆に、数ⅢCまで終わらなかった生徒で京大や医学部に現役合格した生徒はいませんでした。


ということで、進度としては高1の間に数ⅡBまでが終わっていれば京大の現役合格を狙うことができますが、京大受験に向けて自分の実力を試してみたいという高1生は1年間で高校課程を終わらせることができるかチャレンジしてみても良いでしょう。


最後に、高校課程を学校より速いペースで学ぶ方法として稲荷塾の通信講座を紹介します。

稲荷塾

稲荷塾の通信講座とは


稲荷塾では通信講座を開講しており、数ⅠAの学習から東大・京大の受験対策までを個別のペースで行うことができます。

参考書やオリジナルテキストを使った独学に近い勉強法で、自分の状況に合わせて学習を進められるので、「高1の間に数ⅡBを終わらせる」や「1年間で高校課程をすべて学習する」という目的での受講に適しています。


勉強時間の目安とその方法ですが、たとえば数ⅠAの講座を約半年間で受講する場合、勉強時間は1週間あたり4.5時間程度かかります。(これは実際に受講している生徒の平均です。)

参考書とテキストで新しい内容を理解するのに3時間、その後、小テストや演習問題で理解度を確認し、学習内容を定着させるのに1.5時間です。


レベルは東大・京大や国公立大学医学部を志望する学生に合わせており、数ⅠAであれば河合塾の全統高1模試で、数ⅡBであれば全統高2模試でそれぞれ偏差値70程度を目指します。


興味を持った方は、下のリンクから通信講座の詳細を確認してみてください。

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