質問というものについて

query_builder 2024/04/03
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こんにちは。

 

通信講座の採点をしている稲荷興心です。

最近暖かくなってきたため、室内でぬくぬく(というほどでもないですが…)とさせていた植物の一部を塾の駐輪場まで移動させました。塾に通りかかった際は少し眺めてみてください。新芽が出てきて面白い時期です。外に出して二日ほど経ちましたが、今のところ何事もなく元気にしているので安心です。環境が突然変わると体調を崩したりしますが、植物は人間よりも強いのかもしれません。環境が変化することが当たり前のものとして受け入れているような気がします(笑)。根を張ってしまうと動けないですしね。そういった意味では人間はいくらでも今いる環境を変化させたり抜け出したりすることができる生き物であるので、柔軟に生きていきたいものですね。

 

さて、最近いろんな趣味が増えて、新しいことを学ぶために何が重要であるかについて考える機会が増えました。その中で一番重要に感じるのが質問する能力だと感じています。質問をするというと単純そうに思えますが、その中にはいくつもの工程が含まれているため、「質問が下手」といっても一括りにはできません。

 

まず、大前提として「疑問に思う」ことが必要です。塾で教えていて、分かっていないように見えるのに質問が少ない生徒は案外ここの部分が弱いような気がします。「なんとなく分かった」というところから「分かった」という段階まで進むにはかなりの努力を要する場合がありますが、自分がどの段階にいるのかを客観視することができるかは普段の勉強に対する意識によるかもしれません。

 

そして「疑問に思う」ことがあれば、「疑問を明確する」必要があります。この部分がよく言われる質問が上手いかどうか、という部分であるように思います。塾で教えていると、「ここが分かりません」という質問をされたりしますが、よくよく話を聞いてみると結構前の部分で詰まっていて、そこを解決しないと説明できない場合が多かったりします。具体的に自分が何を知りたいのか、ということを常に意識して頭を整理する癖をつけると良いかもしれません。また、試行回数を増やすというのも大事です。質問を何度もすることでだんだんと質問する前に疑問が具体化されていき、自分で解決できることが増えていくことでしょう。

 

疑問が明確になれば、次は「誰に訊くか」を決めなければなりません。塾(や学校)の場合、質問する対象がある程度決まっているので(講師やチューター)、あまり重要ではないように感じますが、そうでない場合においては非常に重要な部分になります。僕が大学院にいた頃もここの部分が非常に大事だなと思うことが多々ありました。質問しようとしている分野に詳しいかどうかはもちろんのこと、自分のレベルに合った説明をしてくれるかどうかや、場合によっては疑問に答えようとしてくれるかも気にかけるべきポイントになります。またこれは突き詰めると、どの内容を信用することにするかということにもつながります。質問する対象が人ではなく資料だったりする場合はこれが顕著になります。調べ物をして出てきた内容を精査したりすることも、こういった部分の練習になるのではないでしょうか。

 

そして誰に訊くかを決めれば、その対象に「自分がわからない部分を説明する」必要があります。このとき、相手とどれぐらいの共通認識があるのかについて意識しながら話す必要があり、これを怠ると相手から得られる回答が自分の本当に知りたい部分とは違った内容になってしまいます。この段階において、質問はコミュニケーションの一部であることを認識しておかなければなりません。コミュニケーションは双方向のものであるので、お互いに誤解が生じうる場合はその都度伝える内容を修正していく積極性が重要になります。

 

また、回答が得られた場合はそれを解釈して納得できれば、そこで質問が完了したことになり、回答によって疑問が解消しなければ、さらなる質問を再度行うことで疑問を解消していくことになります。あまり良い回答が得られなければ諦めるのではなく、質問する相手や内容、そして方法を変えていくことが大事になることでしょう。質問は学習のクオリティーを左右する重要な要素だと思っています。練習することで上達する部分でもあるので、あまり恐れることなくチャレンジしていってください。多くの場合、自分の詳しいことについて話したい人が探せばいるはずなので、そういった人を発見できれば勉強は非常に楽しいものになることでしょう。

 

ということで、今日は質問に対する苦手意識を払拭してもらいたいと思い、質問というものについて書いてみました。人に何かを尋ねるのが苦手だなと思っている場合は自分がどの段階で難しいと感じているのかについて見つめ直すことでスキルアップしていってほしいなと思っています。恐怖心さえなくなれば質問は非常に有用なコミュニケーションの方法です。是非とも果敢にチャレンジしてみてください。通信講座の方でも質問は随時受け付けています。対面でやり取りをするわけではないので少し違った難しさはありますが、できる限り勉強で生じた疑問には応えていきたいと思っているので積極的に活用していただけると幸いです。

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