お久しぶりです
こんにちは。
通信講座の採点をしている稲荷興心です。
間が空きすぎて忘れ去られている頃合いかとは思いますが、ブログの更新もしていこうと思っています。少し前までは塾の自習室に振替にきた生徒に授業と同じ内容のことをしてもらうお手伝いをしたりはしていましたが、実際に自身で授業を行ったことがない状態が続いていました。一年目ということもありましたし…。
新年度になってもいろいろと立て込んでいたので、なかなか機会が訪れませんでしたが、先週ひょんな事から自分で授業する機会に恵まれ、初めて授業をしました。普段とは気をつけるべきところが違うので少し大変でしたが、楽しく授業ができたと思います。
今一度、授業の進め方について確認しておくと、稲荷塾では反転授業というシステムを採用していて、授業に臨む段階で既に授業内容の部分を予習してきてもらい、授業では学んできた内容の理解度を確かめたり、学んだ技術について使いこなせるように練習したりします。これは通信講座でも同じになっています。授業で行う内容について順を追って詳しく説明すると、最初に15分間の小テストを行い、こちらで採点をします。大体は4問なので2問以上正解(つまり50点以上)を目安に頑張ってほしいと思っています。その後、答案を返却し、参考書を見たり質問をしたりしながら小テストの直しをします。小テストの直しが終われば、演習プリントを配るので、それに取り組んでもらいます。ここでも最初は答えを配らないので自力でできるだけ取り組んでもらうようにしています。演習プリントを解き終わった場合や終了時刻が近づいてきた場合は演習の解答を配り、確認の時間を設けています。ざっと説明するとこんな感じです。
今回数IA、数IIB、数IIICの授業を各一回ずつしたので一通り(本当に一通りですが…笑)見たことになりますが、やってみて一番強く感じたのはやはり予習の重要さでした。予習段階では以前の授業をもとにした参考書を読むことと、テキストを解くことの二つを課していますが、これらの両方をある程度のレベルでこなしてこないと小テストの直しにとても時間がかかってしまうので演習に取り組む時間が少なくなり、結果としてあまり定着せずに終わってしまいます。そうなるとその次の週に少し発展的な内容を勉強するときに予習が辛くなり、悪循環に陥ってしまいます。逆に予習をしっかりしてきている生徒は小テストで高得点が取れるため、小テストの直しがあまり必要なく、演習にじっくり取り組むことができていました。僕が受け持ったのは第2~3回目の授業だったので、これからいろいろな内容を学んでいくための準備のような内容が多くなっていましたが、その段階でしっかりと予習をして理解するようにすれば今後益々余裕が生まれてくるように感じました。
では、予習で求められるレベルについて考えてみると、個人的には「テキスト(冊子)について解答を見ずに完答できるか」ということが重要だと思います。テキストにはいくつかのパターンについての問題が並んでいますが、全てに対応できるようになっていればかなり理解できているといえます。参考書を読んでテキストに取り組んだとき、最初はなかなかすんなりとは解けないと思いますが、解答を読んで納得してから自分で再現する練習を丁寧に行えば、解答の書き方や議論の進め方がだんだんと自分のものになっていきます。そうすれば少し違った内容の問題に出会ったときに流用できることに気がつくことでしょう。
まだまだ4月が始まったばかりなので、何かを始めるには良い時期かもしれません。良い勉強の習慣を定着させて行ってほしいですね。
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