失せ物
こんにちは。
通信講座の採点をしている稲荷興心です。
今年の9月にオーストラリアに行ってきましたが、購入した「地球の歩き方」を計画を立てている段階で無くしてしまい、あまり活用できませんでした。最近部屋を掃除していた際に発見したので、来年オーストラリアに行く計画をしている友人に活用してもらおうかと思っています。就職するまでの最後の自由にできる期間に全豪オープンを観に行くらしく、羨ましい限りです。1月から2月は直前演習があるので、全豪オープンはなかなか観に行くことができなさそうです。
失せ物というものは何故探しているときには見つからず、必要なくなってから現れるんでしょうか。不思議です。一度財布を無くしたことがあって、買い換えた後に無くした財布がよくわからない袋から見つかったことがあり、発見した時は思わず頭を抱えました(その当時は免許証もクレジットカードも持っていなかったので被害は大きくなく、それだけはよかった点でした)。大体は無くした直前の行動を思い出せば見つかるのですが、時々突飛な行動をとっていることがあり、そういった場合には思考だけでは探し出せないことがあります。
ここまで書いてみて、探し物と数学の関係について考えてみましたが、似ているような似ていないような、といった感じがします。数学の入試問題においても、最初に解法を探し始めるときにすることは以前解いた問題に似たものがなかったかどうかを探すことだと思います(これは以前の行動を思い出すのに近い気がします)。そして思い至らなかったときには、探し物の場合は大体しらみつぶしに探し始めますが、数学では条件や結論を解釈したりしながら論理を持ってして解答に辿り着こうとします。ここが似ていないような気がします笑。
ただ、探し物も多くは以前の行動を思い出せば見つかるように、数学の入試問題でも似たような問題が2度3度と出題されるものなので、まずは知っているパターンを増やしていけば多くの問題に対応できるようになります。多くのパターンを効率よく学ぼうと考えるとなかなか合致する問題集はありませんが(多くの場合非常に網羅的で一周するのにさえ苦労します)、演習1のテキストはそういった目的のもと作成されているので効率よく学ぶことができると感じています。どの分野についても一年間で2回出てくるので定着しやすいとも思います。また、テキスト以外でもポイント講義が挟まれているので、入試問題を解く上で必須の知識が一気に把握できるようになっています。そういった意味で数IAから数IIBで学んだ知識を定着させるために非常に効率的であると思います。
また、なかなか解法に辿り着きにくい問題についても演習を積めるように演習2があり、必要な知識が身についた後に取り組めば、難関大で問われる問題に対応できる力がつきます。順序よく取り組むことができれば非常に良いシステムになっているので、数IAから数IIIC(文系の場合は数IIBまで)を学び終えてから取り組んでみることをお勧めします。
今日は失せ物についてのブログでした。ちなみに今日はどこかに腕時計を忘れてきました…。なかなか前途多難です。
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