演習で解答を実際に書く理由

query_builder 2023/10/05
ブログ
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こんにちは。

 

通信講座の採点をしている稲荷興心です。

春眠暁を覚えず、とよく言いますが秋眠も同じようです。大事な約束を寝過ごしてしまいました。とても反省しております。生活サイクルを修正していかなければなりません。

 

さて、少し前に問題を解いて集めているというブログを書いていましたが、問題を解いていて感じたことについて、ひとつ書いてみようかなと思います。

 

数学の問題、特に入試問題を多く解いていると解答を書くのが面倒になることがあります。どういうことかというと、以前見た問題と似ていて解く手順が見えてしまう問題があるためです。方法がわかっているのに、わざわざ解答を書く必要はどこにあるんだろう?と感じてしまいます。

 

僕自身としては、自分で解いた問題を集める必要があるので、必ず自分で解答を書く必要があり、面倒だとは感じながらも各問題に対して解答を作成しています。その過程で、解答を実際に書くことは非常に良い練習になることがわかってきました。もちろん、忍耐力を鍛えるのに良い練習ということではありません(笑)。数学力をつけるための良い練習になるということです。

 

解答においては、必要な条件を並べ、必要な計算をし、またなぜそう考えたかについて相手に伝わるようにまとめる必要があります。出てきた式を書き連ねたような解答は答えが合っていてもしっかり考えられていないと判断されれば減点されるようなこともあります。やはり、良い解答を書くためにはそれなりの練習が必要です。各問題に対して、しっかり解答を書く癖をつけておくことで、だんだんとどういった解答が良い解答であるのかがわかるようになります。これは問題を眺めて方法を考えるだけではなかなか身につかない技術です。解答を実際に書くことは時間的に浪費に思えるかもしれません(特に受験生にとって)。しかし、最終的な目標が入試で合格点を取ることにあるならば、点数がより取れるようになる方法を練習するのは理に適っていると感じています。

 

これだけでも、実際に解答を書くべきという理由になりますが、もう少し具体的な話もしましょう。稲荷塾の理系の生徒がよく受ける大学として京大があるので、京大の入試の話をしておきます。京大理系数学は150分間で6問の大問について問われます。少し昔は問題が難しかったので3問解けば十分合格圏内でしたが、最近は4問以上取らないと安心できなくなってきています。3問を石に齧りついても解くとすれば1問に50分も掛けることが出来ますが、6問全てに手をつけておきたいとなると1問25分で解く方法を考え、計算をして確認もしないといけません(もちろん簡単に解ける問題もあるのでそんなに単純ではありませんが)。

 

この限られた25分の中で解答の書き方について迷っていては、到底時間が足らなくなります。ある程度、どこから書き始めて、何が欠かせない要素で、どれぐらい計算枠で計算して実際の解答には含めないのかなどがわかっていないと、解けているのに解答を書くだけで30分以上費やす可能性もあります。案外文字を書くのには時間がかかるということを本番で気づくと非常に焦ります(実体験です)。特に時々解答を書きにくいような問題もあるため、簡単に処理できる問題はあまり考えることなく解答を書けるようにしておくべきです。

 

演習段階で解答を書く目的は、もちろん解答を書く練習になることが第一ですが、自分が解答を書き上げるのにかかる時間を把握することもその一つであると思います。ですから、練習の段階ではしっかりと解答を書き、またそれにかかった時間を把握しておくようにしましょう。

 

今日は解答を書く練習も案外大事であるという話でした。


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