テキスト作成について
こんにちは。
通信講座の採点をしている稲荷興心です。
演習1は奇数年と偶数年用の2回分(通信講座では1回目/2回目と呼称)が用意されていて、基本的には多くとも2回までしか受講できませんが、たまに文系の学生で高校2年生までに2回の演習1を受講してしまうことがあります。そういった生徒のために最近3回目の演習1のセットを作っています。作成途中のテキストでは、すでに十分な演習をしてきた前提で問題を選んでいるため、少し複雑で凝った問題を多めにしてあります。稲荷塾のクラスは90分なので、90分で4問解くような演習(演習クラスの単元テストと同じ形式)を1回分の授業用として問題を選んでいますが、「この問題から何が教訓として得られるだろう」などと考えながら行うテキスト作成はなかなか楽しい作業ですね(京大の文系数学は5問で120分間なので4問だと96分間になりますが、少し時間的に厳しくしています)。
作成したテキストは来年から使用するつもりですが、今は受験生に少し試してもらっていて、ちょうど良い難易度を探っています。案外こちらが簡単だと思っていた問題の誘導を汲み取るのが難しかったり、逆にこれは手強いぞと思っていた問題がすんなり解けたりして、終わった後に答案をチェックする時間も面白いです。もちろん配るための解答も作成していますが、解答を書いてしまうと解答で使用した方法が絶対であるような気持ちになったりすることもあり、そういったときに別の切り口で問題を解こうとしている答案を見たりすると新たな学びが得られて謙虚な気持ちになれます(笑)。問題選択から実際に解いてもらうところまで全て非常に楽しい作業です(問題や解答をTeXで打ち込む作業が唯一退屈で面倒な作業とも言えます)。
稲荷塾では参考書やエッセイがいくつか出版されているため、友人から「自分自身は何か参考書や本を書いたりしないの?」と揶揄われることがあります(笑)。今のところ、そういった計画はないので曖昧に笑って誤魔化すのですが、演習1のテキスト作成はそういった創作に近いかもしれません(問題を選んだり加工したり解答を作成しているだけとも言えますが…)。一年計画で作成しているので完成にはもう少し時間がかかりそうですが、今後も頑張っていきたいと思います(完成させるのが一番大事とも言いますし)。
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