小学生に敗北した話

query_builder 2024/01/20
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こんにちは。

 

通信講座の採点をしている稲荷興心です。

簡単な問題だと思って舐めていたらかなりの難問だった経験はありますか?僕はあります。現にちょうど中学入試の問題で苦しんでいるところです。小中高と地元の公立の学校に進学したので、中学受験をしたことはなく20年前と今でどれくらい難易度が変わったのかは分かりませんが、最近の小学生はこんなに難解な問題を突破して中学生になっているのですね。少し尊敬してしまいます。悔しいですが。

 

ということで、全国的に中学入試の時期のようです。中学入試が終わると中学生になるまでには少し時間がありますが、この期間はこれまで受験勉強を頑張ってきたこともあり勉強したくないという気持ちになるかもしれません。しかしながら中学では算数から発展した中学数学を学ぶことになりますし、それが終われば今度は高校数学に移行することになります。中学受験を行うような学校においては多くの場合、中学生のうちに高校数学を学び始めることになるので、中学生になれば新しいことを勉強する機会が増えることでしょう。流されるままに勉強を怠るといつの間にか基礎が積み重なっていないことに気がつき焦るような時期が訪れることもありえます。

 

そういった状況になることを避けるために、最初の段階で学習する進度をある程度定めておくと安心です。余裕を持った学習をするためにも、できればその進度は中学校における進度よりも早い方が望ましいでしょう。理想を言えば中学2年生になるぐらいのタイミングで高校数学を学び始めるのが良いのではないかと思います。去年の秋に出版した「最速最深中学数学」は分量がそこまで多くないので、あまり焦って進めなくても半年ほどで一通り中学数学を学べると思います。その後半年ほど高校入試用の問題集などで演習すれば高校数学を学ぶ下地が出来上がります。中学入学から半年で中学数学を一通り学んでしまうのは新しい概念との出会いに溢れていて楽しいのではないかと思います。是非とも中学入試後に勉強を投げ出してしまうのではなく、ちょうどいい速度で勉強を進めていく環境を整えてほしいなと思っています。

 

時々中学生になって勉強へのモチベーションが著しく低下する生徒がいたりするので、飽きることなく勉強できるような方法を探していますが、参考書や通信講座がその助けになれば嬉しいなと思います。今日は小学生に敗北した話でした。

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