高校課程の数学を1年間で学ぶ稲荷塾の特別クラスについて
東大・京大を目指すのであれば、高校課程の数学を一通り学び終えた後に2年間の演習期間があるのが理想的です。
ところが、公立中学校から受験をして高校に入学した場合、高校に入ってから高校数学を始めることになります。
そうすると、普通に学習を進めていては2年間の演習期間を確保できなくなります。
そこで、「高1の1年間で高校数学を学ぼう」という企画を始めました。
これが稲荷塾の特別クラスです。
特別クラスは、2019年度から始めて今年度は2年目です。
今年度の生徒は11月から数Ⅲに入り順調に進んでいますが、まだ年度の途中なので、今回は昨年度の様子について書きたいと思います。
昨年度の特別クラスは7人でスタートし、そのうち4人が1年後に演習クラスに入ることができました。
京都の堀川高校の生徒が2人、成章高校の生徒が1人、それから大阪の北野高校の生徒が1人です。
特別クラスの授業が終わる頃、この4人にアンケートを実施したので、アンケートの回答をもとに実際のところをお伝えしましょう。
[予習にかかった時間]
授業は数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲの各クラスと同様に、自宅で新しい内容を予習し、塾では小テストや演習をする反転授業形式で進めました。
その予習にかかった時間ですが、だいたい1日1時間程度でした。
[高1の1年で高校数学を学ぶのはどの程度大変だったか]
以下のような目安で、5段階で回答してもらいました。
1.負荷を全く感じなかった
3.丁度よい勉強量だった
5.部活など勉強以外の活動ができないほど大変だった
回答は、4人全員が「4」でした。高1の1年間は楽とは言えませんが、部活動などをしながら勉強に取り組めていたように思います。
[特別クラスに参加して良かったこと]
4人とも、「学校の授業がスムーズに理解でき、良い復習になる」という内容のことを書いてくれていました。
進学校であっても学校より特別クラスの方が学習ペースが速いので、学校の授業が復習になっていたようです。
「高1の1年間で高校課程全てを学ぶ」ということについてイメージが湧きましたでしょうか?
この特別クラスですが、2021年度から始まるオンライン講座によって、どこに住んでいても同じ方法で勉強を進めることができるようになります。
オンライン講座では「特別クラス」というクラスは設けていませんが、通信制で自分の好きなタイミングで進められるので、数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲの各クラスを通常の1.5倍のペースで進めると特別クラスと同じペースになります。
各都道府県のトップ高校に入学して、本気で東大・京大や国公立大学医学部を目指したいという生徒にぜひ挑戦してほしいです。
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