高校数学を1年間で終わらせるのは可能か
東大・京大受験のための数学専門塾、稲荷塾です。
今回は、「高校数学を1年間で終わらせるのは可能か」ということについて書きたいと思います。
結論からいうと
数ⅠAから数Ⅲまでの全範囲の学習は、高1の1年間で終わらせることが可能です。
稲荷塾では2019年度から、高1の1年で高校課程を学ぶ「特別クラス」を開講し、今年で3年目です。
東大・京大や国公立大学医学部を目指すための最低限の理解力とモチベーションがあれば、ほとんどの生徒が1年間で高校数学を学び終えています。
さらに、2021年度からオンライン講座を開始し、住んでいる地域に関係なく、特別クラスと同じ方法・進度での学習が可能になりました。
1年間でどのように高校数学を学ぶのかイメージをつかんでいただくため、まずは通塾生向けの特別クラスの概要を紹介し、最後にオンライン講座について説明します。
稲荷塾の特別クラスについて
対象
公立中学校から高校受験をして高校に入学した高校1年生(理系)
1年間の流れ
計画はシンプルです。数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲをそれぞれ4ヵ月ずつかけて学びます。
通塾生向けの予定は以下の通りです。
3月~6月 数ⅠA
7月~10月 数ⅡB
11月~2月 数Ⅲ
ただし、これはあくまで目安で、余裕があれば予定より先に進めることもできます。
学習方法
稲荷塾では反転授業形式を採用しています。
新しい内容は参考書を使って独学で学び、学んだ内容について授業で演習を行います。
具体的には、各項目を次の4ステップで学習します。①, ②を家庭学習で、③, ④を授業で行います。
① 参考書『稲荷の独習数学』を読む
② テキストで類題を解く
③ 小テストを受ける
④ 演習問題を解く
テキスト、小テスト、演習問題はすべて稲荷塾オリジナルの教材です。
稲荷塾での学習の特徴
1.受験で使う技術を身につけることに集中する
高校数学を先取りする方法として、たとえば、チャートを1日何問などと決めて進める方法もあります。しかし、これはあまりおすすめできません。なぜなら、チャートは例題の数が多く、続けていると何が重要なのかを見失う可能性が高いからです。
高校数学全範囲の問題数を比較すると、チャートが1000問近くあるのに対して、『稲荷の独習数学』は219問です。稲荷塾のテキストも基本的には『稲荷の独習数学』の類題で構成されています。
高校数学を早く終わらせる目的は、その後の演習を早く始めることであり、厳選された問題を使って高校数学を学ぶことで演習を始める準備が整います。
2.全統高2模試で偏差値70程度の理解度を目指す
高校数学を終わらせるといっても、その完成度はさまざまです。
東大・京大の入試問題が解けるようになるためには、高校数学を一通り終えた後に2段階の演習が必要になります。第1段階で、阪大・神大レベルの基本的な入試問題を解けるようにし、第2段階で東大・京大レベルの入試問題の解き方を学びます。
そして、これをスムーズにこなすためには高校数学をある程度深く理解している必要があり、その目安が全統高2模試で偏差値70程度の理解度です。
稲荷塾では定期的に単元テストを行い、この基準に達しているかを確認しながら学習を進めます。
過去の受講生の感想
- 予習が大変なこともあったけれど、学校での成績が想像以上に上がってうれしかったです。(堀川高校)
- 一度やったところを学校でやるので、理解がスムーズでした。少し大変ですが楽しいです。(北野高校)
- 学校の数学が全て復習になる点が良かったです。(西京高校)
- 高2になったとき、数学において新たな概念などを飲み込む時間を英語や理科にあてることができました。(堀川高校)
オンライン講座について
通塾生向け特別クラスとの違い
- 開始時期を自由に決められる
通塾生向けのクラスは高校受験が終了する3月に一斉に募集を行いますが、オンライン講座の場合は1年中いつからでも受講を開始することができます。
「進学した高校での生活に慣れてきた5~6月から1年で高校数学を学ぶ」「まずは学校のペースで数ⅠAを終了してから8カ月で数ⅡB・数Ⅲを学ぶ」など、自分に合った使い方が可能です。
- 通塾生向けの授業の部分を通信指導で行う
オンライン講座では、学習方法の4つのステップのうち「③小テスト」と「④演習問題」をプリントデータの通信によって行います。簡単なフォーム送信でプリントを受け取れるので、自宅にいながら好きな時間に勉強に取り組むことができます。
小テストは稲荷塾スタッフが採点して返却し、質問があればメールまたはZoomを使って個別に解説します。
数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲの講座がそれぞれ22回分の項目に分かれていますので、合計66回分を5日に1回のペースで進めれば1年間で高校課程の全範囲が終了します。
稲荷塾オンライン講座についての詳細は以下のリンクからご確認いただけます。
ご質問、ご相談のある方はお気軽にお問い合わせください。
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